【創刊にあたって】ノイズを脱ぎ、人間主権のプロトコルを記録する。

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ByCo-Founder/ Researcher

2026年2月3日
Cryptoverseマニフェストのアイキャッチ画像。人間主権の回復を宣言する光るデジタルスクロールと、ブロックチェーンで繋がる未来都市のコンセプトアート。「人間主権(Human Sovereignty)」の奪還。中央集権的な支配から脱却し、個人がプロトコルの真の主人となるための独立宣言。

Last Updated on 2026年2月7日 by Co-Founder/ Researcher

荒廃した「自由」の影で

現在、暗号資産(クリプト)を取り巻く環境は、かつてない岐路に立たされています。 私たちは、中央集権の管理を離れた「自由な経済圏」を夢見ましたが、その歩みが残したものは、必ずしも輝かしいものばかりではありません。

連日のように報じられる巧妙なフィッシング詐欺、スマートコントラクトの脆弱性を突いた資産の流出、そして実体のない期待感だけを煽る投機的なノイズ。これらの「脆弱さ」は、皮肉にも私たちが手に入れようとした自由の代償として、多くのユーザーを苦しめています。

なぜ、いま「Crypto Verse」なのか

技術は進化しても、そこに「知の誠実さ」が伴わなければ、デジタル経済は単なる無法地帯へと形を変えてしまいます。情報の非対称性を悪用した詐欺が横行する現状において、今ほど「正しく、深く、誠実な情報」が求められている時はありません。

私たちが Crypto Verse を立ち上げた理由は、単なるニュースの伝達ではありません。溢れかえる情報のノイズを脱ぎ捨て、クリプトの本質的な価値—すなわち「人間主権のエンパワーメント(Empowering Human Sovereignty)」—を、東京という拠点から正しく記録し直すためです。

信頼を「プロトコル」から「対話」へ

ブロックチェーンは「トラストレス(信頼不要)」な技術です。しかし、それを利用し、社会に編み込んでいくのは私たち「人間」に他なりません。 昨今のセキュリティの欠陥や不正は、技術そのものよりも、情報を扱う側、そして理解する側の「リテラシーの断絶」に起因しています。

私たちは、以下の3つを読者の皆様と約束します。

  1. 徹底した一次情報の検証(オンチェーン・ファースト):公式ソースとオンチェーンデータに立脚し、憶測を厳格に排除。作為的な解釈を排し、事実に基づいた純度の高い情報のみを提示します。
  2. 技術と人間性の融合:利便性や価格変動の裏側にある「思想」と「リスク」を等身大に伝えます。
  3. 自立したユーザーの育成:情報を一方的に与えるのではなく、読者が自ら判断し、主権を持ってデジタル海原を航海するための「羅針盤」を提供します。

新しい経済圏の「証人」として

現在は間違いなく、後世の人々が「人類史の転換点」として振り返る時代です。 Crypto Verseは、単なる観測者ではありません。最高水準の知的誠実さを持ち、技術がもたらす「人間性の拡張」を信じる記録者、そして新たな歴史の編纂者として、この場所から発信を続けます。

混沌とした情報の波を越え、その先にある真実の核心へ。 今日ここから、新しいジャーナルが始まります。

Crypto Verse 編集部 CJT株式会社

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ByCo-Founder/ Researcher

2015年、ITエンジニアリングの領域から暗号資産(Cryptocurrency)の世界へ。

当初、私の網膜を焼いたのは、証券市場には存在しない「眠らないマーケット」の衝撃でした。CEX(中央集権取引所)に渦巻いていた当時の熱狂とカオスは、単なる投機ではなく、次なる時代の胎動そのものでした。

やがて技術はDEX、そしてDeFiへと進化し、マネーは「プログラム可能な金融」へと昇華する。その過程で私が魅せられたのは、コードが自律的に経済圏を構築する「自律分散システム」の構造的な美しさです。

私の原点は、日本初の暗号資産「モナコイン(Monacoin)」にあります。誰の指示でもなく、コミュニティの熱量だけで経済が回り始める──その光景に見た「人間主権」の可能性こそが、今の私のコンパスです。

以来10年、最前線で観測し続けてきた技術の進化。「価格」というノイズを削ぎ落とし、その奥にある「技術の実装」と「社会変革の本質」を言語化すること。

2025年、成熟しつつあるデジタル経済の荒野において、読者が迷わずに歩める「信頼できる地図」を。ここ東京から、テクノロジーと人間の未来を記録します。